税務方針

ソースネクスト・グループ(ソースネクスト株式会社及びその子会社を指し、以下「当社グループ」といいます)は、「世界一エキサイティングな企業になる」という戦略ビジョンのもと、エキサイティングの3条件として「正しい・喜ばれる・面白い」を掲げ、企業活動を展開しています。税務においても、当社グループの企業理念に基づき、適法かつ適正な納税を通じて社会的責任を果たします。

この方針(以下「税務方針」といいます)に基づき、当社グループは、納税を通じて地域社会の発展に貢献するとともに、税務リスクを最小限に抑え、適切な税務プランニングを実施してキャッシュ・フローの最大化を図り、法令遵守と透明性の高い事業活動を推進し、持続的な成長と企業価値の向上に努めます。

1 適用範囲

本方針は、当社グループの全役職員に適用されます。また、取引先及びビジネスパートナーにも本方針への理解と協力を求め、協働して適法かつ適正な納税責任を果たします。

2 税務法令の遵守

当社グループは、事業を展開する各国の税法及び国際的な租税ルール(OECDガイドライン等)を遵守し、立法趣旨を考慮しながら、事業活動で生み出された価値に基づき、適正な納税地で適正な額を納税(法人税や所得税などの直接税のほか、付加価値税や関税などの間接税及び各国で定められる租税を全て含みます)します。

3 税務ガバナンス

ソースネクスト株式会社のCFOが、税務コンプライアンスとリスク管理を含む税務に関するグループ全体の状況を確認し、経営会議や取締役会に報告します。

当社の税務担当組織は、当該担当役員の指示の下、グループ会社間の連携を図り、本方針を継続的に順守する税務ガバナンス体制の確保に努めます。

4 税務プランニング

当社グループは、事業目的や商業的合理性に基づいた活動範囲で優遇税制の活用を推進し、最適な税負担を実現します。法令等の立法趣旨を逸脱した解釈による優遇税制の適用、事業実態と乖離した意図的な租税回避行為や軽課税国を利用した濫用的な税務プランニング、租税回避の手段としてのタックスヘイブンの悪用、及び税務ストラクチャリングの不当な利用は行いません。

5 税務コンプライアンス

当社グループは、全役職員に本方針を共有するとともに、役員及び実務担当者に対する定期的な社内調査や教育を通じて、グループ全体での税務コンプライアンスの維持及び向上を図ります。

6 税務リスクへの対応

当社グループは、法令に従った税務処理を実施しますが、税務当局の見解と相違が生じた場合、必要に応じて外部専門家や税務当局と協議し、リスク低減に努めます。

7 移転価格

当社グループの国際取引においては、OECD移転価格ガイドライン及び各国の税法に基づき、独立企業間原則に従った適正な価格設定を行います。また、各会社の事業リスクや保有する機能・資産に応じて適切な利益配分を行い、移転価格文書を法令に従って作成します。

8 税務当局との関係

当社グループは、各国の税務当局に対して、適切かつ正確な情報を提供し、透明性と協調性を持って対応することで、信頼関係の構築に努めます。税務調査で指摘された事項には迅速に対応し、必要に応じて改善を行い、意見の相違が生じた場合は建設的な対話を通じて解決を図ります。

9 情報開示

当社グループは、各ステークホルダーへ税金に対する考え方及び情報について、情報開示を行います。

ソースネクスト株式会社
代表取締役社長 小嶋 智彰

(制定)2024年11月13日