ソースネクスト・グループは、1996年の創業以来、「製品を通じて、喜びと感動を、世界中の人々に広げる」というミッションの下、お客様のニーズや時代に合わせて、グローバルに事業活動を展開してまいりました。当社グループは、「最新のテクノロジーを誰もが使える形にして、お客様に届ける」ことを強みとし、製品やサービスを通じて、お客様が抱える問題や社会課題の解決に取り組んでおります。グローバル化によって発生する「言葉の壁」を大きな社会課題と捉え、AI通訳機「POCKETALK（ポケトーク）」を発売したことも、その一例です。
私たちを取り巻く事業環境は、気候変動をはじめとする環境問題、サプライチェーン上の労働負荷や人権問題、資源の枯渇や経済格差の拡大など、さまざまな問題が顕在化し、これらの問題解決に向けて、企業が果たすべき責任は年々大きくなっております。そのような中、私たちは2023年1月に、サステナビリティ推進委員会を発足し、気候変動を含む環境問題や人権など、サステナビリティ経営に関する戦略を立案し、推進してまいりました。具体的には、TCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）に賛同し、TCFDが提言する情報開示の枠組みに沿った開示、温室効果ガス排出量の算出と開示、削減に向けた取り組みの検討、環境方針や人権方針等の策定、お取引先様に対する当社グループ行動規範の周知、賛同及び遵守を求める書面への署名取得などの取り組みを進めております。
今後は、事業基盤の強化や企業価値の向上などの観点を考慮したうえで、当社にとっての重要課題（マテリアリティ）を特定し、特定したマテリアリティを中期経営計画や長期ビジョンに組み込むことによって、財務・非財務の両面で、経営の質を向上させ、事業と社会の持続可能な成長を目指してまいります。
ソースネクスト株式会社 代表取締役社長 兼 COO 小嶋 智彰